上海万博国家電網館によると、国家電網公司は万博のテーマと「低炭素経済」の発展方向を組み合わせた中国初のスマートグリッドモデルエリアを万博パークに建設している。新華社のウェブサイト「新華網」が23日伝えた。
このモデルエリアでは、万博パークのスマートグリッド融合を含む9つのモデル事業と、スマートグリッドを来場者に近距離で多角的に分かりやすく理解してもらう4つのデモンストレーション事業が進められている。
国家電網館の蒋暁雲副館長によると、万博パークに建設中のスマートグリッドモデルエリアの意義は、省エネ理念の普及や関連技術の実用化を推進することにある。特別高圧電力網を骨幹とするスマートグリッド技術によって風力発電や太陽光発電など再生可能なクリーンエネルギーの開発や長距離輸送、高効率利用を実現し、電力を各地に分布させ、貯蓄装置および電力設備のグリッド接続の標準化や電力網の自動調整化と同時に、長距離送電によるロスを大幅に削減し、経済の新たな成長点としていきたい考えだ。(編集KA)
「人民網日本語版」2010年3月24日