中国建設銀行上海支店は3月30日、従業員1万人が万博に向け高品質なサービスを約束する誓約大会および関連イベントの始動式を盛大に開催し、万博に向けた全面的な決戦状態に突入した。
金融サービスの品質を確保しようと建設銀行が今回一足早く万博態勢に入った形となった。万博まであと600日を切ると、万博のあらゆる準備作業が時間との戦いに入った。中国館の向かい側にある建設銀行周家渡支店は、1000平米近くの営業所を一新し、カスタマーサービス、窓口手続き、ATM、個人の資産運用など7つの機能をすべて揃え、顧客を迎える準備を整えた。これだけの広さを誇る営業所は上海全域でも数少ない。建設銀行はこの2年近くで上海の300以上の営業所、特に万博会場周辺や観光地、繁華街にある100余りの営業所を中心に全面拡張、補修・外観清掃、1470台のATM増設、3万5940台のPOS導入など設備補充に努めてきた。建設銀行上海支店は様々な専門設備の投入と設置を通じ、利用しやすい環境作りに力を入れるとともに、全国的なネットワークや様々なネット銀行の便利なサービスをフルに運用することで、必要なときには北京、成都、長江デルタ地域などの建設銀行が全力でサポートと保障してくれる仕組みを整えた。
こういったハードの充実に「ソフト」も追いつくよう建設銀行は、140回以上の専門的な研修を実施し、すでに6千人以上が参加。研修内容は、銀行の基礎技能をはじめ、手話や英語、その他の言語のトレーニングとなっている。万博重点営業所には外国語専用窓口が開設され、外国語が堪能な係員を配置しているほか、ホットライン「95533」では英語およびその他外国語の専用ラインを24時間開通している。
さらに体制や方式においても営業所の機能と水準のグレードアップを図った。まず、4組の万博ボランティアチームが様々な緊急対策案を作成し、300人以上の業務責任者を配置してサービスの効率を向上。次に、すべての営業所で8種類以上、万博重点営業所では12種類の外貨を受け付けられるよう受付可能な外貨の種類を増やし、どの営業所でもトラベラーズチェックを受け付けられるようにした。さらに重点営業所は万博期間中無休で営業、営業時間は一般の営業所で午後6時まで、重点営業所では午後8時までに延長されることになった。(編集KA)
「人民網日本語版」2010年4月1日