中国2010年上海万博組織委員会委員を務める上海市の楊雄・常務副市長は30日、国内外記者の質問に答え、現在上海万博各パビリオン建設は最終段階にあり、内装工事が全面的に始まっており、各方面は予定通りの開幕に向け最大限の努力を行っていると述べた。
楊副市長はインタビューの際、一部でうわさされている「上海万博パビリオンの10-20%は開幕に間に合わない」との説は一種の誤解だと断言した。上海万博開幕までまだ約30日の猶予があり、各方面は最大限の努力を図っており、このような結論を現在下すのは的確ではないとしている。
また一部メディアの報道で「上海万博開催に4千億元投資」との説についても楊副市長は断言した。「私は責任を持って皆さんに申し上げます。上海市の万博開催投資額は286億元、うち180億元が会場・各パビリオン建設、残りの106億元は万博運営などその他費用に充てられます」。
楊副市長はかさねて、中国政府および上海市政府は上海万博で利益を求めることはないと語った。「4千億元投資は根拠のない話です」。「上海市は万博収支がバランスを保つことを望んでおり、万博自体商業イベントではなく、一種の文化的交流」と語った。
楊副市長はさらに、上海万博開催の効果を経済的バランスで語るのは難しく、万博の影響はより深遠であり、未来の子々孫々に影響を与えるものだと述べた。
初歩的な統計によると、上海万博期間中、各国パビリオンナショナルデーのイベントについて、各国要人100人以上に出席の意志があることが既に確認されている。上海市が万博開催の場で世界に発信したい情報とは何か?楊副市長は、上海市全体が最高の「上海館」であり、上海市は万博メインテーマ、「上海の未来、追求と努力を披露」を表現してゆきたいと語った。(編集HT)
「人民網日本語版」2010年3月31日