万博史上初、また恒久的展示館としても初めての、万博に関する展示館---上海万博博物館が10日午後ベールを脱いだ。同時に4年をかけ建設された都市足跡館も完成した。両パビリオンは国内外の貴重な文物、計330点を展示、上海万博に華を添える。
延べ床面積5千平方メートルの万博博物館は3つの展示ロビーから構成され、150年以上にわたる万博の歴史と歴代万博で展示された精彩な作品を披露する。10万個の田黄石がちりばめられた約60平方メートルの天井のほか、第1回ロンドン万博会場である水晶宮、第4回パリ万博のエッフェル塔、同じくパリ万博の際に建設されたオルセー美術館(旧・オルセー駅)、中国館など、宝石で作られた15棟の建造物が9日夜すべて完成した。またロダンがパリ万博に出展した彫塑など貴重な芸術品の展示も無事完了した。
延べ床面積2万平方メートルの都市足跡館は文明のかけらを辿り、人類史上の各文明の起源を探る。とりわけ注目に値するのは同館エントランスロビーに再現された2つの敦煌の洞窟で、敦煌博物館が提供した唐代の貴重な文物10点が陳列される。(編集HT)
「人民網日本語版」2010年4月12日