上海万博のパーク内で予約機のテストをする技術スタッフ
セキュリティーチェック、入場、予約。これらは上海万博で来場者が最初にすることである。万博パーク内に、セキュリティーチェック、自動改札口、予約機などの設備が設置され、最終テストが行われている。
中国館の南広場には自動予約機が8台設置され、すでに使用可能な状態となっている。スタッフの助けを借り、記者は中国館の予約サービスを体験してみた。まず模擬入場券を機械に入れると、ディスプレイに予約できるパビリオンが表示された。「中国館」を選ぶと、ディスプレイに「15:30-16:00の中国館見学が予約できます」と表示され、決定を押すと機械から1枚の予約券が出てきた。予約券には予約したパビリオンや時間などが書かれている。
予約機での予約はわずか十数秒ででき、非常に便利だ。来場者がスムーズに予約できるよう、開幕後はボランティアスタッフが代わりに操作を行い、来場者は入場券を出し、どのパビリオンを見学したいかスタッフに伝えるだけでよい。こうすることで、予約にかける時間をさらに短縮することができる。
スタッフは、「見学の際に入場券と予約券を両方提示しなければならないので、予約券はなくさないように」と話す。1枚の入場券で1日に5つのパビリオンが予約でき、1つのパビリオンにつき予約できるのは1日に1回となる。
パーク内にはすでに22台の予約機が設置されている。予約を分散するため、どの機械でも中国館の予約ができるようになっており、定員に達すると、中国館の予約項目は自動的になくなる。中国館のほか、5つのテーマ館、10以上の外国館が予約サービスを実施し、各パビリオンの近くにそれぞれ専用の予約機が設置されている。例えば、テーマ館を予約したい場合は、テーマ館の近くの予約機に行き予約すればよいだけだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年4月13日