20日に第1回目のリハーサルが行われた上海万博には、市民の他にも多くの記者が訪れ、それぞれの体験談を紹介した。
パビリオン 展示の解説には不足な点も
「都市の足跡」のパビリオンでは、「1つのパビリオンを見るのに2時間以上かかり、あとのパビリオンはどうしたらいいのだろう」と見学者の声を聞いた。確かにこの人たちの言うとおりで、それほど詳しく見学しなかった私でも1時間はかかった。
ベストシティ実践区にある都市未来館は、さまざまな大型LED画面やライトアップのデザインが独特で色も華やかだが、見ている人たちは画面に流れる内容にさほど興味がなさそうで、「内容がよく分からず、子供にたずねられて答えられない」という女性もいて、詳しく見ている人は少なかった。
実際、各パビリオンには解説スタッフがいる。しかし未来館でスタッフに、九宮格の9つのテーマに潜むチャンスは具体的にはどんなものかと聞いてみたが、スタッフは申し訳なさそうに、よくわからないと答えた。
ベストシティ実践区の解説スタッフは、それぞれ一部の展示の解説を担当しているため、都市の全体の発展や実践については詳しくないようだ。
パビリオンの運営には確かに不足している点もある。しかし上海万博事務局は問題点を探し、国家統計局上海調査総隊に依頼してアンケートを実施して、リハーサル中の入場者の意見や提案を求めることにしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年4月21日