科学技術がいたる所に存在する日本産業館

japanese.china.org.cn  |  2010-05-05

科学技術がいたる所に存在する日本産業館。焼けつくような日差しの中、3体の背丈140センチのロボットが日本産業館の壁を上り下りした。彼らからはどんな激しい風や雨、暑さや寒さにも負けない強さが感じられる…

タグ:日本産業館

発信時間:2010-05-05 17:10:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

焼けつくような日差しの中、3体の背丈140センチのロボットが日本産業館の壁を上り下りした。彼らからはどんな激しい風や雨、暑さや寒さにも負けない強さが感じられる。

ロボットたちは、「日本が創るより良い暮らし」という日本産業館のテーマを貫いていると言え、危険が伴う高所作業を人間にやらせるべきでないということを明示している。

日本産業館の周辺設備には憧れの視線が注がれている。

脈動するエコ・パビリオン

活力溢れる日本産業館の外観だが、これは実は江南造船工場の作業場を改造して作られたものである。外部構造には江南造船工場で使用されていた足場のパイプを利用し、内装には再生紙の紙管を利用した。スタッフの制服にはリサイクル可能な素材を利用している。

日本産業館は「リユース(再利用)・スペース(超空間)・パルス(脈動)」をコンセプトとしている。建物の外では3分ごとに「変化」を感じることができ、この運営システムは万博史上で初となる。パビリオン入り口で天井を見ると、有名画家である絹谷幸二さんの巨大なLED絵画がある。この絵画は光と影を利用し20メートル離れた空中に映し出される。

日本産業館に入ると、すがすがしい微風が吹く。これはエアコンによる「高原の風」で、見学者は海抜1500メートルの風を体験することができる。続いて、「百面劇場」では100台の液晶に日本の様々な風景が映し出される。

 


 

科学技術を展示する「テーマ劇場」

日本産業館は1つのテーマ劇場と8つのメーン展示に分けられる。テーマ劇場は「宴UTAGE」で、21世紀の日本を南から北、春から冬、もっとも人目に触れない部分からハイテクまですべて紹介する。日本産業館代表の堺屋太一氏によると、「J感覚」とは「Kirei(きれい)」「Kawaii(可愛い)」「Kimochiii(気持ちいい)」という日本の最新文化を指す。

「宴UTAGE」の劇場は1本1本の管のような変わった壁に囲まれている。再生紙の紙管を利用しており、エコで、かつ音を吸収する効果もある。この70人を収容できる劇場はやや狭く感じるが、映像が映し出された瞬間に突然変化する。これは世界でも珍しい「双子劇場」となっている。縦長の巨大スクリーンは3Dでないに関わらず、画質は非常に美しく、ハイビジョンテレビの4倍はっきりしている。

展示するのは商品でなく理念

日本産業館に出展している42社のうち、商品を直接展示している企業はない。これらの企業は生活や未来への関心を通して、企業理念を展示している。

館内には、「生命の星」「3Dシアター――医療の進化」「人類と地球のたからもの~大豆~」「誕生の軌跡」「心の架け橋」「夢のあるくらし――金門玉堂」「青花流水」「おいしい記憶を作りたい」の8つのメーン展示区があり、それぞれで視覚、聴覚、感情において異なる体験ができる。

日本産業館はまた、見学者に「福袋」を用意し、運がよければ「世界一トイレ」の体験券が獲得できる。実際に体験した見学者は、近づくだけでふたが自動で開いたり、使用後に自動で流してくれるなど多くの新機能があり、非常に快適だと話す。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月5日

Twitter Facebook を加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集     中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで