上海万博:1千億元以上の経済効果 産業グレードアップの好機に

タグ: 上海万博 経済効果

発信時間: 2010-05-07 17:20:15 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

▽1000億元級の経済効果、産業グレードアップの契機に

 過去最大の万博開催は間違いなく中華人民復興の証となる。これは、13億の中国人の民族の誇りを喚起するだろう。万博の成功は中国勃興の実力を示すと同時に、産業グレードアップの好機にもなる。株式市場や不動産市場など資本投資のチャンスにつながり、ヒト、モノ、情報の大きな流れによって数知れないビジネスチャンスと、産業全体、長江デルタ地域に長期発展のチャンスがもたらされる。

 具体的には、日本産業館広報部の水村順一部長が言うように、日本企業が期待しているのは上海万博後の中国の消費市場だということだ。上海万博による後押しで、中国はじきに消費時代を迎える。上海万博は間違いなく企業の知名度をあげる絶好の機会になるだろう。

 国務院研究室の陳文玲研究員によると、観光業の経済に対する牽引力は非常に強い。観光消費は関連産業の発展を促し、その産業チェーンを広げる。観光消費のホテル業への貢献率は90%を超え、航空会社や鉄道など輸送業への貢献率も80%を上回る。また文化やエンターテイメントへの貢献率は50%、飲食業や小売業への貢献率は40%以上に達する。

 戦略的新興産業の地位を確立することで新エネルギー自動車や電動自動車産業は、新エネルギー自動車の技術開発、個人が購入する際の補助金、電動自動車の充電インフラ建設、電動自動車優先などに関わる政策的なサポートが得られるようになった。「低炭素万博」では、新エネルギー自動車が1000台以上導入される予定だ。

 このほかにも、万博開催期間中に促進されるバイオ医薬や情報技術、物流サービスなど各種新興産業は将来的にも万博園近くに残され、現在の産業構造の最適化を図る役割を果たしていく。



 「人民網日本語版」2010年5月7日

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