外白渡橋

北京週報  |  2010-07-08

外白渡橋。ガーデンブリッジは、蘇州河と黄浦江が合流するあたりに架かっています。橋が出来るまでは渡し舟で川を渡っていたため、この場所は「外灘にある渡し場」という意味で「外摆渡(ワイバイドゥー)」と呼ばれていました…

タグ:外白渡橋 上海

発信時間:2010-07-08 15:02:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
 

 

ガーデンブリッジは、蘇州河と黄浦江が合流するあたりに架かっています。橋が出来るまでは渡し舟で川を渡っていたため、この場所は「外灘にある渡し場」という意味で「外摆渡(ワイバイドゥー)」と呼ばれていました。1856年、イギリス商人のウェールズらが「蘇州河橋梁建築公司」を設立、ワイバイドゥーの近くに蘇州河をまたぐ木造の橋を建設し、「ウェールズ橋」と名付けました。これがガーデンブリッジの前身です。当時は跳ね橋になっており、橋の持ち主は通行人や馬車が橋を渡る際に「橋通行税」を取ることにしたため、人々の強い反発を呼んでいました。そのため租界地の統治機関はウェールズ橋の東側に新たに木造の橋を建造せざるを得なくなり、老朽化したウェールズ橋を買い取って撤去しました。1907年には、現在のような構造の鉄橋に建て替えられました。ガーデンブリッジの現在の中国語名はワイバイドゥー橋と言いますが、これには通行税を払うことがなくなって「ただで自由に渡れる橋」になった、という意味が含まれています。

ガーデンブリッジは、蘇州河両岸と外灘、バンド地区の交通に重要な役割を果たし、バンドのシンボルにもなっています。1949年以降、前後12回にわたって橋の強化や外観の修理作業が行われていますが、完成してから40年近く大規模な改修は行なわれていませんでした。

2008年4月6日、大規模な本格的改修が行われることになり、ガーデンブリッジは取り外されました。この作業は「古い姿をそのままに」を原則に、橋本体の修理や、水中の橋脚の取替えが行なわれたほか、橋身をすえつけた後、車道の舗装や橋名称プレートの設置、景観照明器具の取り付け、歩道デッキの敷設などが行われました。開通前には、橋全体の荷重試験も実施されました。

2009年4月10日、最新技術で補強されたガーデンブリッジが再び蘇州河にお目見えしました。

「北京週報日本語版」2010年5月25日

Twitter Facebook を加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集     中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで