中国のファンが酒井法子に寛容な理由

中国のファンが酒井法子に寛容な理由。 4月11日《華商報》によれば、薬物で実刑を受け、現在、執行猶予中の日本の芸能人酒井法子は、4月6日、慈善事業という立派な名目で中国を訪問した。4日間の慈善旅行の始まりだ。空港に詰めかけた多くのファンたちに出迎えられ、感動し、涙を見せる場面もあった…

タグ: 薬物,実刑,寛容,酒井法子

発信時間: 2011-04-13 16:46:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

作者:曹小芹

4月11日《華商報》によれば、薬物で実刑を受け、現在、執行猶予中の日本の芸能人酒井法子は、4月6日、慈善事業という立派な名目で中国を訪問した。4日間の慈善旅行の始まりだ。空港に詰めかけた多くのファンたちに出迎えられ、感動し、涙を見せる場面もあった。彼女は中国メディアの取材を受けている。今回の訪問で薬物依存反対を担当し、孤児や独居老人を見舞い、メディアの関心を集めた。取材で酒井は薬物事件に触れ、深く後悔していると述べた。

ファンは前から酒井が希望していた通りに情熱的に待っていてくれた。彼女が昔と変わらないお姫様のイメージを取り戻りしたというにはまだ時期尚早ではあるものの、中国の観客は酒井に寛容で、イメージを取り戻しつつあることは確かで、少なくとも日本のイメージは超越している。

中国のファンの熱心さとは異なり、日本では薬物により収監され、執行猶予中の酒井は引き続き冷遇されている。薬物スキャンダルの後、彼女の日本での名誉は地に落ち、観客に唾棄されるありさま。マイナスイメージ払しょくのために、いくつかのプロジェクトで復帰させる動きもあったが、日本の観客の強い抵抗でうまくいくことはなかった。

一世を風靡した芸能人であることから、酒井法子の薬物使用は日本で大変な騒ぎとなり、酷いイメージが植えつけられた。日本政府も警察に酒井に厳しい決定を要求した。酒井の堕落が若い世代に与える影響を恐れたためだ。民間も、公的機関も酒井法子にはっきりとNoを突き付け、芸能活動の道は閉ざされてしまった。彼女が日本国内で復活する可能性はわずかになり、この包囲網を突き破る最適な手立てとして、中国が浮上したというわけだ。中国人の寛容さ、鷹揚さは、国内の多くの有名人が薬物を使用しても、反省してさえいれば許してきた。酒井も中国に幾千万のファンをもち、大いなる「民意の基盤」をもっているといえる。中国で復活する勝算は最も大きい。中国はこうして復帰の地に選ばれたのだ。

彼女の薬物スキャンダルが表面化し、日本の観客からブーイングされていた頃、中国のある会社は逆行して4、5曲の歌の値段に1億円をつけ、中国での講演を希望した事実がある。これも、酒井が中国で「復帰」の道と希望を見出すきっかけになっているだろう。

今回の訪中ではあまり姿を見せなかった彼女だが、慈善事業の名目で中国に来て、しゃなりしゃなりと歩く有様は「薬物撲滅」運動という風刺も含んでおり、思いがけない成功を収めたといえよう。中国人の温かさで日本のメディアは「薬物使用」女優酒井法子が、どうして中国人に受け入れられているのか、理解できないと動揺しているという。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」  2011年4月13日

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