戦争ドラマ大作「国際大営救」の放映発表会が11日、北京メディアセンターホテルで行われ、主演の矢野浩二氏と曹操(Jonathan Kos-Read)氏が出席した。日米出身の2人の人気俳優は、中国語で語り合い、「中・米・日国民の友情に万歳」と笑顔まじりで話した。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
曹操氏によると、このドラマは抗日戦争期の南西部の戦場を舞台に、中華民国援軍の米国「フライング・タイガース(飛虎隊)」のパイロットが日本軍に撃墜され捕虜となった後、共産党遊撃隊、国軍、米国軍人が一致団結して国際大救出作戦が展開されるストーリーという。
このドラマには、「プライベート・ライアン」や「バンド・オブ・ブラザース」などのハリウッド映画やテレビドラマのエッセンスがふんだんに盛り込まれている。米軍指揮官ホームズ役を演じる曹操氏は、「中国で10数年、様々なドラマに出演した。中国文化への理解は深いと自負しており、中国語でのコミュニケーションにも全く問題はない」と話した。
矢野氏は、「九段捕快」と異名を持つ、クールで残忍な日本軍スパイ・大野次郎を演じた。矢野氏は、「私と曹操氏は恋敵役だ。大野は、恋人の納美を潜伏させていたが、彼女はホームズを愛するようになったことを知り、苦しみのあまり自殺まで考えるようになる」と話した。
「国際大営救」の放映は、今月13日、CCTV(中国中央電視台)8チャンネルでゴールデンタイムにスタートする。
「人民網日本語版」2011年4月13日