モデル出身で中国人芸能人の胡兵が日本のバラエティ番組に出演し、「訪日中国人観光客が10万元程度の買い物をしているが、彼らは皆貧乏人だ」と発言し、その場にいた日本人芸能人を驚愕させていたことが、最近メディアで話題になっている。この番組で胡兵は、番組スタッフを北京の家に招待し、2億元相当の衣服や靴、さらに5170万元の豪邸などを番組で披露。中国のネットユーザーから「中国の芸能人は国内では控えめにしているけど、海外では金持ち自慢か」と突っ込まれている。
その後胡兵は微博(中国のツイッター)でコメントし、番組の出演経緯について説明した。彼によると、「中国人が日本で便器や炊飯器を買い占めている」というニュースに対する評価を知りたいとう要望に応えて番組出演したのだという。「金持ち自慢」の数字や効果は、後で付け足されたもので、靴や衣服、宝石などは、彼がファッション界で長年働いた結果であり、金持ちを自慢しているわけではないと説明した。また「中国の若者たちは自身の努力で自己価値を高めている」といったポジティブなコメントは番組ではカットされてしまったとも述べている。この番組が与えた悪影響について胡兵の関係者は、「すでに先方と連絡済みであり、満足のいく回答を求める」と述べている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年4月11日