中国の砂嵐の発生地の一つである内モンゴル自治区の阿拉善(アラシャン)盟がこのほど、最初の「重大気象災害応急マニュアル」を打ち出した。
阿拉善盟は中国の天候システムの上流にあり、地域が広大で、地形も複雑であるため、天候の変化がめまぐるしく、気象災害も頻発している。特に近年の持続的な干ばつや高温、大風、砂嵐などの発生は、地元の経済的建設及び社会発展を甚だしく妨害している。
これに対して、阿拉善盟は気象局をはじめとする関連機関を発足し、フィージビリティースタディを行ったり、各方面の意見を聴取した上で、同応急マニュアルを打ち出した。この応急マニュアルは総則、組織指揮システム及び職責、予防や早期警戒メカニズム、応急マニュアルのスタート、事後の処置、応急保障及び付則など七つの部分からなるものである。
「重大気象災害応急マニュアル」によると、阿拉善盟気象応急弁公室が重大な気象災害を観測し、その早期警戒情報を公表する。各加盟機関はその情報を受けて、即時に応急準備を行う。同時に、阿拉善盟の各旗も相応な指揮機関を設立し、行政区内の気象災害の緊急対策を制定すべきである。
「チャイナネット」2007年12月18日 |