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レジ袋有料化をめぐる各界の声(3)販売店と市民
発信時間: 2008-01-11 | チャイナネット

▽ショッピングバッグ普及を 有料化は売り上げに影響なし

フランス系のスーパー「家楽福(カルフール)」の北京市の店舗では15日から、環境保護への貢献を目的としたキャンペーンが開始され、一定額以上の買い物をした市民には不織布(ふしょくふ)製のショッピングバッグがプレゼントされるという。同スーパーの陳波・全国広報担当は「レジ袋が有料化してから使ってもらえれば」と語った。カルフールではキャンペーン修了後もショッピングバッグの低価格での販売を長期的に行っていく予定だ。「買い物袋の販売は営利目的ではない」ためだ。

スウェーデン系の家具屋「宜家家具(イケア)」の中国区広報担当を務める許麗徳さんによると、イケアの北京四元橋店では2006年からレジ袋有料制を開始している。レジ袋の値段は5角(0.5元)と1元の2種類、再利用できる環境保護バッグは3.5元だ。許さんによると、有料制を始めて間もない頃は戸惑いを見せる消費者も多かったが、市民もまもなく支持してくれるようになり、自分で袋を持ってくるのが今では消費者の習慣となったという。「有料制をはじめてからイケアのレジ袋使用量は明らかに減りました」と許さんは胸を張る。イケアの経験からみれば、レジ袋の有料化が売り上げに影響を及ぼすことはないようだ。

 

▽大部分の市民が賛成 値段設定はほどほどに

レジ袋の有料化について意見を求められた北京の市民の多くは、この措置に対して支持の立場を示した。支持理由としては、「資源節約と環境保護の習慣づけに役立つ」ことや、「資源の浪費を削減し、環境への汚染を緩和することにつながる」ことなどが挙げられた。一方、「買い物に出るときに自分で袋を持っていくことを忘れてしまうこともあるのだから、レジ袋の値段が環境保護の名のもとにあまりに高く設定されるのには納得がいかない」との意見もあった。

「人民網日本語版」2008年1月11日

 

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