環境と資源分野について、東北アジア持続可能なエネルギー・環境フォーラムを設立し、同地域でエネルギー安全と気候保護を通じて経済と社会の持続可能な発展を維持する。三カ国政府が東北アジア革新型クリーン技術発展基金を設立し、三カ国の革新型クリーン技術の開発に公共資金を提供する。三カ国が新しくて大規模な東北アジア気候・環境変動研究センターを共同設立する。三カ国の力を挙げて、東北アジアのエネルギーと環境現状を改善できる具体的な戦略的プロジェクトを共同開発すると、参会した代表たちは主張している。「気候変動に関する国際連合枠組み条約」と「京都議定書」は、国際社会が気候変動に対処する法的基盤と主たるルートで、各国は「バリ島ロードマップ」に従い、気候変動に対処するために積極的に行動し、2009年末までに交渉を終え、条約と議定書の全面的、効果的な実施を促進するよう取り組む。
文化と教育分野について、文化共通性に関する研究に踏み切り、三カ国文化相会談メカニズムを構築し、理解を増進させ、合意点を拡大する。奨学金を設立して三カ国の若者間の交流を奨励する。共通的な文化体験プロジェクト、たとえば田植えなど、を開発して、三カ国の民衆に中日韓間の共通の特徴を見出すチャンスを与える。共通的な文化活動と協力を展開する。
「中日韓賢人会議」は、新華社、韓国中央日報と日本経済新聞社が共同提唱して、三社は持ち回りで開催する仕組みだ。初めは2006年2月に韓国ソウルで、第二回目は2007年4月に日本東京で開催された。中日韓三カ国の民間交流、とくに三カ国の国民間の相互理解を増進させるのが旨だ。
「新華ネット」より2008年4月29日
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