■一部スーパーではレジ袋使用量が無料時から80%減
政府が重視し、メディアが大きく取り上げたことで、社会全体にレジ袋使用制限の大きな世論が形成された。
北京では市商務局などが合同で、スーパーやデパートなどまとめて支払いをする小売店に対し、消費者が購入したレジ袋の数量・単価・総額を販売記録に記載するよう指示する通達を出した。「レジ袋規制条例」施行2日目には、罰金1万元を科せられる卸売市場も出た。ロータス、華潤、超市発、京客隆、華連といったスーパーやデパートでは、レジなど目立つ場所にレジ袋使用制限の標示が貼られ、新しいレジ袋には目立つ位置にバーコード、使用時の安全注意、繰り返し使用の環境保護マーク、レジ袋の原材料・規格・工場の名称と所在地・製造日などの情報が記されている。レジ袋の価格は大きさや規格で異なり、0.2~0.5元。一部の大手スーパーでは、レジ袋の使用量が8割前後減った。
上海でもスーパーは基本的に有料の原則を厳守。薬局や書店は、無料レジ袋の提供停止を伝える注意書きを目立つ場所に貼っている。クリーニング店にも、同様の動きがある。上海ロータスのまとめによると、6月1日以降、スーパーでの有料レジ袋販売量は、無料時の使用量のわずか20%。広東ジャスコの劉氷・広報部長によると、同社は6月1日から全国に率先して「完全生物分解性レジ袋」を販売し、売上の一部を広東環境保護基金の植林事業に寄付している。
|