■無料レジ袋の提供を続ける自由市場も
北京、上海、広州といった大都市を見ると、「レジ袋規制条例」は大型スーパーやデパートでは良好に実施されているが、自由市場にはまだ盲点が残る。北京市豊台区のある野菜市場では、多くの売主が野菜や果物を直接ビニール袋に入れて客に渡している。「もう無料では配れなくなった。捕まったら罰金だ」とこぼす一方、袋を持ってきていない客にはこっそりとビニール袋を渡す売主もいる。
上海市の関係者も「レジ袋規制条例の施行から半月余りが経ち、全体的な実施状況は良いが、不均衡もある」と明かす。チェーン店は中小店よりも、スーパーは自由市場よりも、市街地は郊外よりも実施状況が良い。特に問題なのは自由市場だと言う。
広州工商局の陳斯達局長によると、市工商当局は「レジ袋規制条例」の施行後、レジ袋の販売が集中する区域、スーパー、自由市場を対象に、規制徹底の統一アクションを起こし、166件の改善通達を出し、違法に販売されていた疑いのある不合格レジ袋2万枚を押収した。現在、広州市のすべてのレジ袋卸売業者が極薄レジ袋の販売を停止し、ほとんどのスーパーがレジ袋の無料提供を止めた。一方、肉や野菜を扱う一部の自由市場では、生きたままの商品を販売することから、今もビニール袋の無料提供が行われている。
「人民網日本語版」2008年6月19日
|