ホーム>>生態環境>>省エネ
北京市が1元の省エネ照明灯1000万個を普及
発信時間: 2009-07-29 | チャイナネット

 

北京市発展改革委員会が28日に開いた記者会見によると、北京市は今年1元の省エネ照明灯1000万個を補助し普及する。

この活動はすでに6月下旬から実施されており、現在までに北京市の1200の地域と村、100万戸の住民、500万個の高効率照明器具の普及活動をやり遂げた。恩恵を受けた230万戸の住民世帯のうち農家世帯は45万戸に及び、エコ照明の普及プロジェクトが一般の農家世帯に入ったことを示している。

北京市発展改革委員会環境資源部の賈建平副部長は、「北京市が展開する1元の省エネ照明灯1000万個の普及活動は、朝陽区、海淀区、豊台区、通州区、順義区の230万戸の世帯に恩恵をもたらし、基本的に3年で住民のエコ照明を実現する。電灯の変更後は全市で約15%の照明の消費電力量を減らすことができる」と語る。

高効率の照明器具は普通の白熱灯より60~80%の電力を節約することができ、点灯寿命も4~6倍で、1000万個以上の電灯を変えると毎年5億キロワット時、2億4000万元の電気代を節約できるという。一般的な世帯では9ワットの省エネ照明灯は40ワットの白熱灯に相当し、毎日4時間点灯した場合は、1年間で22元の電気代を節約できる。

また蛍光灯は水銀や鉛、ヒ素などの有害物質が含まれることから、北京市発展改革委員会は不用になった蛍光灯を省エネ照明灯に買い換えるよう市民たちに呼びかけており、回収された蛍光灯はまとめて北京市危険廃棄物処置センターに運ばれ、無害化処置が行われることになっている。

 

「チャイナネット」 2009年7月29日

  関連記事
  同コラムの最新記事

· 国内初、超大型太陽光電池が量産へ

· 中国米国商会会長が環境分野での協力を語る

· 知能型電力網計画 クリーンエネルギーに焦点

· 国内初の1000万kW級風力発電基地、2つの問題に

· 国内初、500キロワットデジタル変電所