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中国 GDP エネルギー消費原単位を20%削減へ
発信時間: 2009-11-20 | チャイナネット

 

広西チワン族自治区の柳州大学西路に設置された実験的な太陽エネルギーと風力エネルギーの街灯

 

江西省南昌市で行われた第1回の世界低炭素と生態経済大会には、世界のトップ500社の企業286社と、多国籍企業の管理職が参加し、中国発展改革委員会や環境保護部などの主催者側は、中国の低炭素経済への重視を明らかにし、国家発展改革委員会の馬力強副秘書長が質問に答えた。

――中国は低炭素経済のためにどのような努力をしているのか。

馬秘書長:中国政府は一貫して気候変動の問題を高く重視してきた。そして気候変動への応対を徹底して実行する科学的発展観と、持続可能な発展を実現する重要な内容とし、今年からは低炭素経済を中国の未来の発展に重要なチャンスとしてとらえている。

胡錦涛主席は9月に開催された国連気候変動のサミットで、気候変動への対応は国民経済と社会発展の計画に取り入れられており、強力にグリーンエコノミーを推進し、積極的に低炭素経済と循環経済を進めなければならないとはっきりと示している。全国人民代表大会常務委員会は国務院の特別報告を聴取し、積極的に気候変動に対応する決議を行った。

 

――今までに中国が低炭素経済の推進での措置では、どのような効果があったのか。

馬秘書長:今年上半期の中国のエネルギー消費の GDP原単位は、3年前の10.1%の改善を基礎に同期比3.35%低下した。国は「十・一五」期間にGDP原単位を20%下げ、再生可能エネルギーの割合を10%にするという目標も実現の希望があるとしており、この措置で「十・一五」期間に二酸化炭素の排出量は少なくとも15億トン減少する。

また各地の政府は多くの資金を投入して、エネルギーの節約やエネルギー効率の向上、再生可能エネルギーの推進、環境の保護や炭素シンクを増加している。

その他にもこの数年、奨励的な財政政策を実施し、建物の省エネ基準を高め、公共交通や環境にやさしい自動車、省エネで高効率の製品の普及を奨励。また価格や税収政策で再生可能エネルギーや新エネルギーの発展事業をサポートし、省エネや環境にやさしい資源を総合的に利用する産業の発展を奨励している。

 

「チャイナネット」 2009年11月20日

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