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米投資家「融資問題が気候変動会議の脅威に」
発信時間: 2009-12-11 | チャイナネット

米投資家のジョージ・ソロス氏はコペンハーゲンで10日、「先進国が気候変動対策として、たとえ今後3年間、発展途上国の支援に毎年100億ドルを充てたとしても足りない。融資の問題は早期に解決しなければ、気候変動会議の進展が阻害されることになる」と指摘した。

ソロス氏はさらに、気候変動対策において、先進国にさらなる貢献を行うよう呼びかけました。その上で、「先進国は発展途上国に対するさらなる資金提供を約束しているものの、実質的な協議には達していない。とりわけ、金融危機の発生後には、その傾向がより顕著となっている」と指摘した。

さらに、「IMF・国際通貨基金は金融危機対策に充てる資金の一部を発展途上国のクリーンエネルギープロジェクトに回すべきである」との見解を示しました。その上で、1000億ドルの特別引き出し権(SDR)を追加し、この資金を「特別グリーン基金」の名義で発展途上国に融資するようIMFに提案した。

「中国国際放送局 日本語部」より 2009年12月11日

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