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COP15前半終了 誠意ない先進国と評価高い中国
発信時間: 2009-12-14 | チャイナネット

デンマークのコペンハーゲンで開催されている地球温暖化対策の新たな枠組みを話し合う国連の会議、COP15 の前半が終了した。この1週間を総括すると、先進国と発展途上国の相違が依然として主要な矛盾の1つだったことが分かる。

 

COP15ではいくつかの進展もあったが、最後の成果に達成するまでには非常に大きな不確定の要素がある。2つの陣営の矛盾が効果的に改善できないならば、今後の交渉は非常に困難だろう。

 

欧州連合(EU)は発展途上国が出した排出削減措置に資金面の承諾を出したが、具体的な内容はとてもあいまいだ。発展途上国の代表はこれに対して非常に不満を感じ、会談ではEUは誠意がないと非難した。

米国の首席交渉代表は、引き続き米国側の使い古された言葉を繰り返し、先進国と発展途上国の排出削減目標は「アンバランス」だと公言して、発展途上国は削減の公約を表明するように要求した。こうした米国の頑固な立場に多くの発展途上国は反駁しており、会議の途中ではいくつかの発展途上国が退場して矛盾が露呈した。

 

中国側の交渉代表は各方面の圧力を耐え、多くの注目点を作っている。中国代表団は先週、様々な場所で数十回に及ぶ記者会見を開き、解振華氏や蘇偉氏、于慶泰氏などの高級官員が毎日のように各種活動に出席して中国と発展途上国の声を伝えた。

中国のCOP15 での具体的な立場は一貫しており明確だ。外交部の何亜非副部長は最近、「中国政府は十分に気候変動の重大性と緊迫性を理解しており、強力な政策や措置、行動をとって気候変動に積極的に対応している。温室効果ガスの排出を抑える行動目標を発表したが、これは中国国内経済発展の政策目標であり、世界の気候変動に対応する大きな貢献だ」と指摘した。

中国代表団が設置した報道センターは、この1週間で各メディアが争って報道する焦点である。会議が開かれる際には、十数平方のスペースに数百人が参加し、報道センターの外の狭い空間にさえも人でいっぱいになるほどだ。また外国代表団や記者たちは中国報道センターを賞賛している。

「チャイナネット」 2009年12月14日

 

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