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トキ、パンダなどが絶滅の危機から脱出
発信時間: 2009-12-16 | チャイナネット

湖南省岳陽市で11日に行われた中国洞庭湖国際バードウォッチング祭で国家林業局の孔扎根副局長は、かつて絶滅の危機に瀕していた中国のトキや丹頂鶴、ジャイアントパンダ、蘭科植物などの野生動植物が、すでに絶滅の危機から脱出したと明らかにした。

中国野生動物保護協会、湖南省林業庁、岳陽市政府などが主催した国際的で大規模なこのバードウォッチング祭には、シンガポールやフランス、イギリス、スイスなど22カ国の中国駐在の使節や国家林業局の代表などの来賓が参加した。

孔副局長は開幕式で「中国は世界でも多くの鳥類が生息する国の一つで、トキや丹頂鶴など多くの絶滅の危機に瀕している種や希少種、固有種など1300種を超える。大自然の貴重な宝で人類の友人である鳥類は、生物の多様性や地球の生態系のバランスを維持する上で重要な役割を果たしている。また湿地は鳥類が生息し繁殖、越冬する大切な所であり、重要な淡水バンク、遺伝子バンク、カーボンストックの場所である。人類の持続可能な発展にとって取って代わることのできない役割を果たしている」と紹介した。

また孔副局長は「中国政府はずっと野生動植物や湿地の保護を重視し、著しい成果を上げてきた。中国の森林と野生動植物の自然保護区は2006カ所に上り、総面積は約1億2300万ヘクタール。これは国土面積の12.8%を占める。湿地自然保護区は553カ所、国家湿地公園は38カ所、国際的に重要な湿地は36カ所ある。保護区の設置や管理で、中国の90%の陸地生態系統、85%の野生動物種、65%の高等植物群落、49%の自然湿地が効果的に保護されるようになり、かつて絶滅の危機に瀕していたトキや丹頂鶴、ジャイアントパンダ、蘭科などの動植物も回復し絶滅の状態から脱出した」と語った。

野生動植物の持続可能な発展を実現するには、鳥類を含む各種の野生動物と人類が調和して付き合うことが重要で、社会各方面の共同努力が必要だと孔副局長は考えている。

「チャイナネット」2009年12月16日

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