省レベルの生態環境整備の総合評価報告が24日、北京で初めて発表された。これは2005年から07年の各省・自治区・直轄市（香港・澳門（マカオ）・台湾地区は除く）における生態環境整備の取り組み情況を総合的に評価したもので、国の関連部門が発表したデータに基づき、22項目の具体的な指標を踏まえて作成された。1位には3年連続で北京市が選ばれ、上位には上海市、海南省、天津市、浙江省、福建省などが並んだ。

同報告の作成に携わった課題研究チームの厳耕チーム代表（北京林業大学生態文化研究センター主任、教授）によると、今回の評価報告プロジェクトと従来の持続可能な発展に関する評価システムや地方レベルの生態整備評価指標とでは、次のような相違点がある。第一に、指標の客観性を強く打ち出すため、国の関連部門が公に発表したデータのみを参考にした。第二に、生態と環境とを区別し、生態システムの活力が生態環境整備で果たす基礎的な役割を際だたせた。第三に、バランスのレベルを量的にはかり評価するというやり方を取った。たとえば生態、環境、資源の間のバランス、生態、環境、資源、経済の間のバランスなどだ。