雲南省昆明市の南西側にある滇池は、有名な高原の淡水湖で、「雲南の母の湖」と呼ばれている。滇池は数千年にわたって、昆明地区に住む人たちが生きていくための重要な水源となり、工業や農業生産、生活用水、漁業、水上運輸など、地域の生態環境にとって決定的な役割を担ってきた。
しかし1980年代から滇池の地域の人口増加や社会経済の発展により、生産や生活による汚水が増え、滇池の自然浄化力は日に日に弱まってきた。そのためここ数年、雲南省と昆明市は着実に滇池の汚染対策を推進し、効果的な成果を上げた。
滇池周辺の湖の汚染抑制プロジェクトは今年6月に終了する見込みで、その時には昆明市の主な地域の生活汚水が100%処理できる。また滇池の生態系修復と建設は著しい効果を上げ、整備された湿地と生態林は約2667ヘクタールに達している。
明らかに効果が現れた整備後の滇池周辺の湿地
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