クリーン技術の分野で最長の歴史を誇り最大規模の環境フォーラムであるクリーンテック・フォーラムが、12月2日から3日にかけて北京で開催される。25回目となる今回のフォーラムは、米国のクリーン技術産業投資グループが主催し、世界でも優秀な投資者や政策決定者、経済発展機関が、中国のクリーン技術市場発展のチャンスを検討することにしている。
今年のフォーラムのテーマは「中国のクリーン技術:次第に最大のクリーン技術主要市場になった中国」で、中国エネルギー市場の動向や気候変動、エネルギー自給、資源不足がクリーン技術市場にもたらした最新変化などについて検討する。
2020年までに中国は、再生エネルギーの消費量をエネルギー消費量の10%から16%にまで向上させることにしており、巨大な市場の潜在力と政府のクリーン技術へのサポートは、中国クリーン技術産業の発展や創造に良好な環境となり、巨大な市場のチャンスや影響をもたらすだろう。
26日に行われた第25回クリーンテック・フォーラムの記者会見では、中国はこの数カ月に再生エネルギー利用率拡大のために、包括的な経済刺激策を発表したことが分かった。中国は今、世界で最大の二酸化炭素排出国であり、風力エネルギーや太陽エネルギー、原子力エネルギー分野の投資額は他の国の総額よりも多い。
米国クリーン技術産業投資グループのニコラス・パーカー議長は「経済危機に直面し、世界経済の未来は持続可能な低炭素経済の回復に託されている。中国はまだクリーン技術の分野で本国の技術の創造や投資はないが、地方政府のサポートや市場の迅速な発展により、中国はしだいに最大のクリーン技術主流市場になるだろう」と話す。
「チャイナネット」 2009年10月28日