中国共産党中央政治局は2月22日午後、2020年中国の温室効果ガス排出量の削減目標の達成に関する第19回グループ学習を実施した。

胡錦涛主席は学習会を主宰し、以下のように述べた。

2020年までに温室効果ガス排出抑制の行動目標を達成することは、中国の気候変動への対処における当面と今後の戦略的任務である。各レベルの党委員会と政府は、温室効果ガス排出抑制の活動に関する指導を強化する必要がある。気候変動への対処と温室効果ガス排出抑制の行動目標の達成を経済・社会の発展計画に組み入れ、目標や段取り、活動の重点、政策措置を研究・制定し、各地方、業界、重要分野における活動を実施し、全国が温室効果ガス排出抑制の目標を達成できるよう努めなければならない。また、気候変動への対処に関する法律と政策体制、管理体制、活動メカニズムを整備し、気候変動への対処が法制化の軌道に乗るよう推し進める必要がある。そのほかに、産業政策、財政・税務政策、貸付政策、投資政策などを整備し、気候変動への対処に関する政策措置の実施能力を高める。気候変動への対処と温室効果ガス排出抑制の宣伝活動を強化し、国民の参加意識を高め、省エネ・排出削減に関して国民が自発的に行動できるよう努め、生産力が発展し、生活が裕福で、生態環境が良好な文明の発展を全世界が歩めるよう推進する。

また胡主席は、「われわれは共同だが、異なる責任を堅持しなければならない。中国は発展途上国という地位にふさわしい責任を担い、積極的に国際協力に参与し、発展途上国の気候変動への対処能力が向上するよう支援し、世界の気候変動対策に引き続き積極的に貢献していく」と強調した。

「チャイナネット」　2010年2月24日