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爆竹による汚染 ネットで「低炭素春節」が人気
発信時間: 2010-02-20 | チャイナネット

 

 

中国の伝統的な「破五」には貧困を追い払い、福の神を迎えるという意味がある。2月19日は旧暦の1月5日で、再び爆竹と花火のピークとなった。河北省石家市のある清掃員は、「市民たちは19日の『破五』を祝うため、多くの爆竹や花火をあげた。道路は爆竹のごみで赤いじゅうたんのようになり、清掃するために今朝は早起きをした」と残念そうに話す。ある市民も、「楽しいけれど、市内は建物が多く爆竹の煙が拡散しにくいため、煙にむせて呼吸が困難になるほど」と語った。

専門家によると、爆竹を鳴らすことで、二酸化硫黄、一酸化窒素、二酸化窒素などの気体が発生する。この有毒ガスや有害ガスが人体の体液に入れば、人体の呼吸系統、神経系統、心臓・血管などに悪影響を及ぼすという。また、二酸化硫黄と大気中の水分が結合することで酸性雨と酸性霧が発生し、生態環境、土壌、水質などに深刻な汚染をもたらす。そのほかにも、大気中の二酸化硫黄と窒素酸化物の含有量は基準の10倍以上になり、通常の化学製品工場の汚染物質排出量をはるかに上回るという。

しかし調査によると、今年の春節期間中、自分で爆竹を鳴らさずにベランダから他人があげた花火や爆竹を見物した人、新年の挨拶回りに自家用車でなく公共バスを利用した人、プレゼントにタバコやお酒の代わりに植物を贈った人、紙のカードの代わりに電子メールで友達や親に新年のあいさつをした人もいる。各マスコミの報道では、「低炭素春節」もよく見かけるようになった。また、多くのウェブサイトの掲示板には、「低炭素春節」についての書き込みが数千件もあり、閲覧数は100万回、コメント数は10万件に達している。多くのネットユーザーは「低炭素春節」の過ごし方を紹介し、「低炭素」を負担でなく、1つの流行として捉えることで、春節が同様に充実感のあるものと感じることができると指摘する。

「チャイナネット」 2010年2月20日

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