中国の気候変動対策の科学技術的によるサポートが急務だとして科技部は2日、科学技術界が積極的に行動を起こし、国の目標達成に向け科学技術面での役割を発揮するよう「地球の気候変動対策科学技術プロジェクト」の起動式を開催した。科学網が3日伝えた。
科技部の万鋼部長と国家発展改革委員会の解振華副主任が会議に出席し講演した。万氏は、地球の気候変動対策に関する中国の研究力は総体的に脆弱だと指摘、難しい研究テーマを早急に集中的に克服すると同時に中長期的な建設との兼ね合いもうまく処理する必要があるとした。また国内の研究力育成と拡大を特に重視し、全面的に気候変動への対応力を高めなければならないとも発言した。
科技部はすでに様々な形で地球の気候変動対策に向けた科学技術の研究・開発を大々的に支援しており、「第11次5カ年計画(2006-2010年)」期間中だけでも100億元を上回る科学研究費を投入。「第12次5カ年計画(2011-2015年)」期間中も継続的に支援を強化し、省エネ・排ガス削減や低炭素技術の開発などに力を入れ、中国の経済・社会の持続可能な発展を推進する方針だ。
「人民網日本語版」2010年3月4日 |