愛情を込めて赤ちゃんをなめる母パンダの「瑛華」
3年間新しい子パンダが一頭も生まれなかった北京動物園で7月2日、新しい命が誕生した。母パンダの瑛華は初産で双子のパンダを産んだ。
映像によると、母パンダの瑛華は1頭目の赤ちゃんを非常に大切にしたが、49分間後に生まれた2頭目の赤ちゃんに対してはそれほど関心を示さなかった。
母親の愛情を受けられなかった2頭目の赤ちゃんは、飼育員によってパンダ保護研究センターである雅安碧峰峡基地に移された。雅安碧峰峡基地では毎年夏になると、約10頭のパンダが母親になるため、十分に初乳を与えることができる。瑛華の「次女」は基地で健康に育ち、各指標にも異常はなく、半年後に北京動物園に戻る予定だ。
瑛華が母親になったのは初めてであるため、育児経験が不足している。また、慎重になりすぎ、赤ちゃんのすべての行為に瑛華は心配し、短時間で何度も姿勢を変えた。3日早朝4時30分、20時間以上休んでいなかった瑛華は疲れがたまり、居眠りし、その間に赤ちゃんを圧迫死させてしまった。赤ちゃんの死後も瑛華は足で床板をこじ開けたりし、赤ちゃんをあちこち探しまわっており、その行為は見るに耐えないほど悲しい。