国家エネルギー局が20日に発表した「上半期の全国のエネルギー経済状況と下半期の動向」によると、中国はエネルギー技術開発において飛躍的なブレークスルーを果たし、長年輸入に制約されてきたカギとなる部品と良質の専用原材料で自主革新の歩みを速めた。「科技日報」が21日伝えた。
国家エネルギー局総合司の周喜安司長によると、中国は今年上半期、原子力発電、設備製造、火力発電設備製造、ボイラー製造、風力発電設備製造、電力伝送、海洋掘削プラットフォーム、天然ガスパイプライン・バルブなど多くの分野で技術的ブレークスルーを果たした。これは、長年輸入に制約されている局面を変えることにつながる。
周氏はまた、上半期に加速したエネルギー構造調整の状況について、全国のエネルギー施設の建設に前年同期比9.7%増の1344億元が投じられたと紹介した。内訳は、火力発電への投資が全体の37.2%で、前年同期より5.7ポイント低下、水力発電、原子力発電、風力発電への投資は全体の62.4%で5.8ポイント上昇した。(編集KA)
「人民網日本語版」2010年7月22日