中国科学院海洋研究所の相建海元所長は取材に対し、「中国の海洋科学技術分野はまだ二流の水準にあり、先進国より20年から30年遅れている」と述べた。
海洋科学技術は明の「鄭和の西洋下り」の時代に一時輝かしい成果を残し、新中国成立以降再び大発展した。
だが、海洋科学技術への投入には限界があり、スタートが遅れたことから、今日では先進国に比べ20年から30年遅れているが、現在は勢いよく発展している。特に21世紀に入ってから海洋が人口問題や資源問題、環境問題などの解決に重要な役割を果たすと認識されるようになり、党や政府も海洋の発展や海洋の平和的な利用を非常に重要な戦略とし、大きな進歩が得られた。
相建海氏によると、中国は近年、海洋科学技術の方面、特に海洋生物技術、海洋探査技術、資源利用技術などの技術面で注目される成果を出しているが、総体的な能力はまだ低く、強化が待たれるという。(編集KA)
「人民網日本語版」2010年8月4日