1日に無錫で開催された「第5回中国都水利発展国際フォーラム」によると、「十一五(第11次5カ年計画:2006-2010年)」期間中、中国の都市の汚水処理場数は年平均8%増加、今年9月末までに、全国の都市で汚水処理場2630カ所が完成、1日あたりの汚水処理能力は1億2200万立方メートルに達した。
「十一五」期間中、中国都市部の汚水処理事業は急速に発展、都市の汚水処理量は毎年10%のペースで拡大しており、昨年の都市汚水集中処理率は73%に上った。
現在建設中の汚水処理場は全国1849カ所、1日あたりの汚水処理能力4900万立方メートル分に相当するが、61都市、858県で未だに汚水処理場が稼動しておらず、大多数の「建制鎮」では汚水処理場さえない状況となっている。下水網建設停滞問題も依然深刻で、下水網総延長1万6千キロメートルを新規建設する目標は達成されていない。下水網不備による汚水処理場の高負荷問題が相変わらず取り沙汰され、汚泥処理施設の不足も深刻で、全国の汚泥安全処理率は10%にも満たない。
「人民網日本語版」2010年11月2日