ロンドン大学Royal Holloway校の研究者の研究によると、30億年前の地球の温暖化が当時のトカゲを恐竜に進化させたという。30億年後の今日、再び地球が温暖化しているが、トカゲが再び恐竜に進化する可能性があるという。「デイリー・テレグラフ」が11月29日に報道した。
石炭紀には大陸移動はまだ発生しておらず、地球の陸地はジャングルに覆われ、爬虫類が支配していた。科学者によると現在、地球の温暖化は従来よりスピードアップしており、熱帯雨林が砂漠の中のオアシスと化している。トカゲがこうした乾燥した環境に適応し、発展を続ければ、様々な種類の恐竜に再び進化する可能性があるという。
同研究者は研究を通じて、今回の地球温暖化が今後、哺乳類の進化を間接的に推進するという考えを提唱している。「現在の気候変化は熱帯雨林を細切れにし、生態系もより脆弱になっている。従来群居していた爬虫類も小さなグループに分断され、それぞれのグループが異なった方向へと進化を開始し、差異が生じている。それがますます拡大し、様々な生態的環境に適応してゆくだろう。」「世界各地の化石の収集と研究を通じて、我々はこうした進化の現象を初めて発見した。」(編集YH)
「人民網日本語版」2010年12月1日