13日に開かれた吉林省第11期人民代表大会第4回会議の記者会見で、同省発展改革委員会の李福春主任は、第12次5カ年計画期間中(2011-2015年)に4000億元を投資して、重点的に原子力発電、風力発電などのエネルギー産業を発展させると発表した。中国新聞網が14日伝えた。
吉林省初の原子力発電所で、総投資額850億元の赤松原子力発電所は2012年に着工予定で、すでに中国の「原子力発電中長期発展計画」に盛り込まれている。赤松原子力発電所は第1期で4基の設備が建設され、すべての建設事業を終えて生産開始となれば、年間生産額は約225億元にのぼる見通し。
国は吉林省を原発プロジェクトの重点省に指定。国家エネルギー発展計画、特に原発の発展計画は国務院の承認を待つだけとなっている。承認後、吉林省の原発プロジェクトの推進、建設が加速すると期待されている。(編集KA)
「人民網日本語版」2011年2月15日