起こるはずのない悲劇が起きている
アメリカの原子力業界の関係者によると、世界の原子炉の建設基準は全て、その地域で発生する可能性のある最大の地震に備えてある。それだけでなく、通常は更なる安全対策が取られており、予測を超えた場合にも対処できるようになっている。しかし、福島原発の事故はマグニチュード9.0の地震ではなく、津波によって引き起こされたものだ。
原発に反対している人々はずっと、原子炉を管理している組織や政府の監督機関が予測している以上に、原子炉は地震の影響を受けやすいと訴えていた。しかし、これらの訴えは重要視されることはなかった。そして、福島原発の事故が発生し、東京の原発反対運動団体は、「日本の原子力開発を進めてきた人々が起こる事がないと言っていた悲劇が今、現実に起きている」と言っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年3月22日