フィランドの放射線・原子力安全センター(STUK)は23日、フィランドの一部地域の大気から日本の福島第一原発事故で漏れた放射性物質がわずかに検出されたことを発表した。
発表によると、STUKが首都のヘルシンキと北部都市のロヴァニエミで採取した大気から微量の放射性ヨウ素が検出され、その濃度は1立方メートルあたり1ミリベクレル以下だった。同センターは、この濃度は人体に害を及ぼす濃度のわずか100万の1であるため、住民は防護措置をとる必要はないとしている。
STUKは、福島第一原発事故から漏れた放射性物質は後に北半球全域に広がり、その他の国や地域でも次々と微量の放射性物質が検出されると予測している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年3月24日