ナイチンゲール島、油まみれのペンギン(写真提供:Andrew Evans、National Geographic)
数日前、一艘の貨物船がトリスタン・ダ・クーニャ諸島のナイチンゲール島で座礁し、1500トンに及ぶ燃料が海に漏れ出し、13キロもの油の膜が海上を覆った。ここで生活していた絶滅危惧種のキタイオワトビペンギンは多大な被害を受け、羽毛は油で汚れ、そのまま死んでしまうペンギンもいた。また、事故はこの海域の生態環境にも致命的な打撃を与えることになる。
3月23日、英国鳥類保護協会(RSPB)によると、一週間前に一艘の貨物船が南大西洋のナイチンゲール島で座礁し、1500トンの燃料が漏れ出した。島はイギリス領トリスタン・ダ・クーニャ諸島にあり、20万羽に上るキタイワトビペンギンが暮らし、その数は全世界の約半分を占める。この種のペンギンの生息数は30年間ずっと、まだ原因不明だが、減少し続けているため、国際自然保護連合が絶滅危惧種に指定した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年3月31日