国連の潘基文(パン・キムン)事務総長は2日ケニアで地熱発電所を視察した際、クリーンエネルギーの開発と利用を各国に呼びかけ、中国がケニアの地熱開発に与えた資金援助を「南南協力の模範だ」と評価した。
パン事務総長は記者会見で「ケニアは、地熱、風力、太陽エネルギーなどのクリーンエネルギーに恵まれた国で、そのメリットを活かし、低炭素で環境に優しいグリーン経済モデル区域を構築し、人類の持続的発展に貢献することを期待する」と述べた。
さらに「訪問期間中、中国の石油企業CWDC社の一部の作業区を視察したが、中国政府はここ数年、ケニアのクリーンエネルギー開発に対し、資金面での支援を絶えず行い、CWDC社も技術面で大いに支援していることが分かった。これは『南南協力』の模範だ」と評価した。
「中国国際放送局 日本語版」より 2011年4月4日