国家洪水・干ばつ予防総指揮部(国家防総)の指示に従い、4月11日8時、「引黄済津(黄河の水を天津へ引くプロジェクト)」の導水ライン末端に位置する天津の九宣水門がゆっくりと閉まった。2010年-2011年にかけて行われた「引黄済津」緊急導水プロジェクトは、これで終了した。取水地点にあたる山東省潘庄水門での取水量は11.84億立方メートル、最終的に天津市九宣水門に届いた水量は4.2億立方メートルに上り、予定の目標を上回る量となった。人民日報が14日に伝えた。
天津市では昨年、降水量と上流河川から流入する水の量が少なく、都市部の供水が逼迫していた。これを受けて国家防総、水利部は第11回「引黄済津」プロジェクトを実施、天津市都市部の差し迫った供水問題を解決した。今回の「引黄済津」プロジェクトの実施期間は172日間にのぼり、これまでで最長となった。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年4月14日