【新華社北京6月2日】中国の白色汚染対策は、レジ袋使用規制が実施されてからの3年間に一定の成果を収めている。しかし少なからぬスーパーやマーケットでは、レジ袋を無償で提供する状況がみられる。
発展改革委員会資源節約環境保護司によると、この3年間に、スーパーやマーケットでは、レジ袋の使用量が3分の2以上も減っている。全国の主な商品小売施設では、レジ袋の使用量が年間240億枚以上減少、プラスチックの累計消費量が60万トン減少した。これは石油を360万トン(標準炭500万トンあまりに相当)節約し、二酸化炭素の排出量を1000万トンあまり削減したことに相当する。
関係部門は取り締まりに力を入れ、全国で21億5000万枚の不合格レジ袋を処分し、非常に薄いレジ袋を違法生産している小型工場129カ所を摘発した。
中国は2008年6月1日から、全国的範囲で0・025ミリより薄いレジ袋の生産、販売、使用を禁止し、スーパーやマーケットなどでのレジ袋の無償提供を禁止している。
(新華網日本語=中国通信社)2011年6月5日