美しいヤルザンボ河(資料写真)
多機関が調査研究中
郭氏は1990年に「大西線調水工程」を提起。ヤルザンボ河から引いた水を、怒江や瀾滄江、金沙江、雅砻江、大渡河を経由し、阿壩分水嶺を通って黄河に流入させるというものだ。年間引水量は2006億立方メートル、黄河4本の総流量に相当する。
郭氏の構想は大いなる議論を呼んだ。賛同者が多くを占めたが、科学性に欠け、生態環境を破壊する恐れがあると反対する声もあった。
王主任ら率いる研究グループと国務院「南水北調」弁公室は専門家を組織し、「西線調水」のフィジビリティ・スタディーを行っているところだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年6月8日