全国のダムの半分に危険性
1998年の長江洪水以降、水利部ではもう一度、全面調査に力を入れている。全面調査によれば、潜在的な危険性のあるダムは50%以上という。
重要度に応じて緊急性を鑑み、水利部門では計画を編成し始めている。最終的に2008年の《全国潜在的危険性のあるダムの補強工事計画》(以下《ダム計画》とする)を発表、中国及び世界で最も集中的で最大規模となるダム補強工事を開始した。今までの3年間で、中国は620億元以上を投資、7356ヶ所の潜在的な危険性のあるダムに補強工事を行い、ほぼ計画の目標を完遂している。
2011年、水利部は、補強工事により基本的に637ヶ所の県クラス以上の都市及び1.61億ムーの田畑、重要なインフラがダム決壊による洪水の危険性から開放されたという。これによりダム下流に住む1.44億人の生命及び財産の安全も保障される。今後5年間で、中国は潜在的な危険性のあるダムすべての危険性を消滅させる決意だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年8月23日