9月3日、東北農業大学で28名の先生と学生が動物実験によりブルセラ症という伝染病に感染した事件が発生したと中国青年報が伝えた。その後、5日午前、東北農業大学はこの事件について記者会見を開き、事件処理の結果を発表した。
大学側によると、5クラス28人が「ブルセラ症」に感染したと判明したという。27名の学生と1人の先生が含まれる。感染者は直ちに黒竜江省農垦総局の総合病院に送られ治療を受けている。大学は、今回の事件は大学の動物医療学院が、学生に実験教育を実施する際、関係者が実験操作のルールを厳格に従わなかったために感染したと発表。「権利侵害責任法」および関連司法解釈のルールによると、当該大学の誤りで他人に損害を与えたため、損害結果に責任を負い、賠償しなければならないと責任を認めた。
調査によると、今回の事故の主要原因は以下の3点となっている。実験用ヤギを購入する際、売り主の青喜研製工に検疫合格の証明を要求していないこと。実験前に指導教師が実験用のヤギの検疫を現場で行っていないこと。学生が実験を行う際、指導教師がルールを守り学生は操作マニュアルに従った有効な保護措置を取っていないことである、と東北農業大学の報道官は説明した。