複合汚染では「PM2.5」は最重要要因
10月25日、環境保護部の周生賢部長は、「珠江デルタ地域、長江デルタ地域、北京・天津・河北などの地域性大気汚染は深刻さを増しており、広州、深せん、上海、南京、蘇州、天津などの大都市がスモッグに覆われる日数は年間30%から50%の日数に上っている。」と明示した。
三大原因を協力体制で防止、制御
業界専門家によれば、複数種類の汚染物質の排出量を同時に下げれば、これによって発生している「PM2.5」の数値を自然に下げることが可能だという。「逆に、どれか1つの汚染物質の排出が足を引っ張れば、その反応は不足したものになる。」
上出の環境保護部によれば、大気汚染の協力体制での防止・制御は3大汚染源である石炭・石油・インフラ建築に重点を置くべきだ。まず、火力発電所、鉄鋼、コンクリート業界が主に消費する石炭、汚染源になる油製品(ガソリン・ディーゼルオイル)を使用するエンジン車、そして今年から大規模に急速に進められているインフラ建設による粉塵。匿名希望のある環境保護部の職員は「『十二五』計画で設定された目標まで必死に削減しなければならない。10年をかけてもおそらく2005年ころの都市大気レベルに到達するのがやっとだろう。」と浮かない様子だ。”
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年11月21日