遼河本流盤山区 |
深刻な汚染が長年続いてきた遼河流域が「三江三湖」の中で他に先駆けて重度汚染の汚名を返上した。本流の水質は全て4類水質基準をクリア。遼河保護区内はすでに500キロのエコ回廊を形成し、植被率は13.7%から63%に上昇した。遼河の汚名返上は、かつて深刻な汚染に苦しんだ旧工業地帯である遼寧省の環境が全面的に改善していることの縮図だ。現在、「緑化遼寧」目標はほぼ達成。森林被覆率は2007年の35%から40.2%に上昇した。大気汚染対策を集中的に講じ、省内の大気中の降下煤塵量は18%減少。大気の質が良い日は5年前より34日増の347日となった。
陳政高省長によると、遼寧省は今後5年間、エコ文明建設の推進に力を入れる。今年は引き続き努力を重ね、勢いに乗じて更に上を目指し、農村のごみ・汚水処理で具体的な突破口を開き、700万ムーを緑化し、山地510万ムーの環境を修復する。今後5年で遼河本流の水質を4類で安定させ、流域にエコベルト、観光ベルト、都市ベルトをほぼ完成し、1600万ムーを造林・緑化し、山地1000万ムーの環境を修復し、森林被覆率を44%以上に高める。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年4月5日