中国の発展は当然ながら、2030年に急に止めることはできない。それまでにエネルギー構造の改善を加速し、非化石エネルギーの使用を拡大し、グリーン経済の関連技術を開発しなければならない。中国は炭素排出を削減すると同時に、十数億の人口を現代化に向かわせる成功の道を歩む必要がある。
中国の未来の発電量は少なくとも現在の2倍以上になる。自動車保有台数は恐らく、現在の数倍になる。これは中国人全体が現代生活を送るための基礎だ。中国南方の家庭では暖房やエアコンが全面的に普及し、外出する中国人が数倍に増え、すべての都市の夜がさらに明るくなる。これらはいずれも、遮ることができないだろう。炭素排出削減は、これらの必然的に生じる流れと対立するわけにはいかない。
どうするべきか?まず発電は石炭・石油の燃焼だけに依存できない。私たちが好むと好まざるとに関わらず、原発は拡大しなければならない。開発できる水力発電は、徐々に開発しなければならない。他にも風力エネルギー、太陽エネルギーも塵も積もれば山となるで、一部地域で「主力軍」になる必要がある。中国の未来の発電拡大は、世界でも最も重大な任務であることから、我々は「天下に先んじ」商業発電技術の革新に取り組む勇気を持たなければならない。中国は将来的に、人々の低炭素・無炭素エネルギーの問題を解決する、世界技術研究開発センターになる必要がある。さもなければ、中国は「小康」もしくは「中等発展」の水準で足を止めなければならない。
そのためパリ協定は中国のエネルギー構造および技術の発展を促す。幸いにして、中国はすでにある程度の位置に立っている。すでに蓄積した力に未来の努力を加えれば、我々は現在迎えている課題に完全に対処する能力を持つ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年12月14日