中国環境保護部ウェブサイトの報道によると、今年上半期、338の都市で昨年同期比より大気良好日が増加しており、良好日の割合は76.7%となった。前年同期比で4ポイント上昇した。
北京では、PM2.5濃度が前年同期比で17.9%減少した。今年上半期の北京のPM2.5濃度は64マイクログラム/立方メートルだった。基準とする35マイクログラム/立方メートルより高い。しかしWHO(世界保健機関)の指導意見は、年平均値で10マイクログラム/立方メートル下げるべきというものだった。
環境保護部は、大気汚染が改善された原因を明らかにしてないが、強力な大気汚染源対策が功を奏したのは確かだろう。石炭消費を減少させ、重度汚染源である鉄鋼産業の過剰生産を調整したのだ。
今年上半期、中国の十大汚染都市で河北省は6つの都市がランクインしているが、昨年より1つ減っている。昨年末、中央政府は河北省に対し2か月の監督を行った。すると多くの工場で材料の虚偽報告があり、減産命令に応じていなかった。
環境保護部は7月8日、排ガス規制基準を超えた国有企業数社を今年5月に処罰したことを発表した。中国石油の大連子会社の1つが290万元の罰金を支払った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年7月23日