北京の副都心が緑の林に囲まれることがわかった。通州区園林緑化局が12日に明かしたところによると、北京の副都心は「2つの帯、1つの輪、1つの中心」のグリーンベルトを形成し、副都心を取り囲む大面積の生態ベルトを構築する。
初夏の大運河は青い波が揺らぎ、岸辺では緑の葉が茂る。週末の大運河森林公園は行楽客で賑わい、多くの人が園内を散歩したり、船から岸の風景を楽しんだりする。
「2つの帯、1つの輪、1つの中心」グリーンベルトの「2つの帯」は、1つは通州区と河北省「北三県」の間の潮白河沿いに造られ、都市拡大の防止を目的としたもの。もう1つは通州区と北京市の間に建設される湿地公園群と森林湿地帯である。「1つの輪」は副都心を囲む長さ約56キロメートルのグリーンベルトで、13の公園を建設する。うち4つはすでに完成し、残りの9つは建設中。
「1つの中心」は都市の「グリーンセンター」であり、面積9.8平方キロメートルの緑の景観地を形成。通州区園林緑化局の担当者によると、「グリーンセンター」には緑地や森林だけでなく、劇場やシアターなどの文化施設も集まり、開放されたグリーン空間になる。
副都心は運河文化が際立ち、全長17.5キロの大運河文化ベルトに運河森林公園など5つの大型公園ができる。
将来、通州区は複数の川の両側に幅100メートル以上のグリーンベルトを建設し、景観道路を敷設する。主要道に幅2~5メートルの緑地を設置し、木を植えて隔てる。狭い二次道路の両側には小さい公園を造る。2018年末までに、通州区に面積10ヘクタール以上の公園が16カ所完成し、さらに中心部の公園、小型の公園、緑地などもでき、いたるところで緑が見られるようになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年6月18日