中国ジャイアントパンダ保護研究センターがこのほど明らかにしたところによりますと、センターでは今年出産予定のジャイアントパンダはすべて出産を終え、計8回の出産で13頭が生まれたということです。
毎年春は、パンダの「お見合い」の季節です。今年2月からセンターの繁殖作業が正式に始まりました。6月になるとパンダが続々と妊娠期に入り、飼育員は毎日24時間交代で当番を務め、動画監視と現場観察によって、行動と生理のモニタリングを行い、適時に分析・研究・判断をして、パンダの順調な出産と赤ちゃんの安全を保障しています。
中国ジャイアントパンダ保護研究センター臥龍神樹坪基地の魏栄平主任は、「今年、ジャイアントパンダは計8回の出産で13頭が生まれた。そのうち、メスが6頭、オスが7頭。私たちがずっと堅持してきた優生優育(より良く産んで、より良く育てる)によって、今年は双子の率が特に高かった」と紹介しました。
現在、センターで飼育されているパンダの個体群は世界の飼育総数の50%以上を占め、遺伝構造は良好で、持続可能な発展能力が絶えず強化されており、パンダの保護・研究活動の堅固な基礎を築いています。
「中国国際放送局日本語版」2022年10月7日