生態環境部は27日に開かれた10月定例会見で、中国の気候変動対応の関連状況について説明し、「中国の気候変動対応の政策・行動2022年度報告書」を発表した。
報告書の初歩的な計算によると、中国の2021年の単位国内総生産(GDP)当たりCO2排出量は前年比3.8%減で、05年からの累計で50.8%減だった。非化石エネルギーが一次エネルギー消費量に占める割合は16.6%。風力・太陽光発電の設備容量は計6億3500万kW。単位GDP当たり石炭消費量が大幅に減少し、森林率と森林蓄積量が30年連続で「ダブル増」を達成した。
生態環境部気候変動対応司の李高司長は、「中国はさらに温室効果ガス排出量のカバーが世界最大の炭素排出権取引市場の運用に成功し、CO2排出量の急増の流れを覆した。これは非常に優れた成績だ。中国の炭素排出の取り組みは成果・効果が顕著だ」と述べた。
報告書のデータによると、全国炭素排出権取引市場の運用が始まってから1周年で、炭素市場炭素排出枠(CEA)取引量は累計1億9400万トン、取引額は累計84億9200万元にのぼった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年10月28日